7/21  suicaが生まれる前

1896(明治29)年7月21日、山陽鉄道会社(現:JR山陽本線)が日本で初めて通学用の定期乗車券を発行しました。列車座席の運賃が1等2等3等といった「等級」によって決められていた当時、2等以上の旅客用定期乗車券はあったものの、一般に該当する3等級用の定期券は販売されておりませんでした。そんな中、通学用として児童を対象にしたものではありましたが、山陽鉄道会社が3等旅客向けとも言える定期乗車券を発行。この施策が大変好評だったことから、以後多くの鉄道会社で通学用定期券が導入されるようになっていき、その後に3等級向けの通勤用定期乗車券も発行されるようになりました。余談山陽鉄道会社(現:JR山陽本線)は通学定期券の導入以外にも食堂車の導入寝台車の連結など、進歩的な取り組みを率先して行っており、いづれも評判が高かったことからファンの間では今日でも根強い人気を誇っております。 JR山陽本線ってすごいんだね~

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