7/12 出雲の国の国宝・銅剣

1984(昭和59)年7月12日、島根県斐川町ひかわちょうにある荒神谷遺跡から、弥生時代のものと目される銅剣358本が発見されました。発見された銅剣は長さ約50cm前後重さ約500gで、そのどれもがほぼ同じ大きさ・重さだったことから当時の鋳造技術の高さが伺える貴重な史料となっております。加えて、それまでに全国で発見された銅剣の総数よりも多い数が一つの遺跡群から出土したことも大きな話題を呼びました。銅剣が出土した一帯は荒神谷史跡公園として整備されており、公園内には荒神谷博物館も建設され、発見までの経緯や歴史的見地をうかがい知ることができます。また、発見された銅剣は全て国宝に指定されており、他の出土品と合わせて島根県立古代出雲歴史博物館に常設展示されております。

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