6/23大場満郎さんという偉大な冒険家

単独徒歩による北極横断に挑戦していた冒険家の大場満郎氏が、現地時間1997(平成9)年6月23日に終着とされたカナダ・ワードハント島に無事到着。実に4度目の挑戦で世界初となる北極横断成功を収めました。極寒の大地を徒歩で横断することには、冒険心以上の忍耐力と精神力が必要とされ、大場氏は寒冷地での生活やサバイバル技術を科学的に会得。徹底して肉体面・精神面を鍛え挑んだ挑戦での成功は、世界的にも大きく取り上げられ称賛の声で溢れました。大場氏は、南米アマゾンの約600kmいかだくだり1983(昭和58)年グリーンランド1,400km単独歩行1985(昭和60)年などにも成功しており、日本を代表する世界的な冒険家のひとりとして活躍を続けております。また、世界的には環境保護活動家としても知られており、実績を誇示することない謙虚な姿勢で語られる言葉は多くの方々の胸を打っております。

大場さんが冒険家になるきっかけの言葉はおじいさんから言われた『好きなことをやらないと、笑って死ねないぞ』っていう言葉。「一番大切にしているのは五感で感じること。美味しいものを食べて、人や自然に感謝することです。俺ねえ、北極で遺書を書いたんですよ。補給が全然来なくて、無線機もないから状況もわからない。起きていると嫌な想像ばかりしてしまうので、だいたい寝てるんです。その時に思い出したのが、田んぼの草の香りとか山から湧いてくる水の美味しさとか。また生きて故郷に帰るぞー!って思って、元気になれたんですよ。だから、今の子どもたちにも自然のなかでの思い出を持っていて欲しくて」現在、「ワイルドエドベンチャースクール」を主宰。「エドベンチャー」という言葉は大場さんの造語で、Education(教育)と、Adventure(冒険)、Venture(思いきって進む、立ち向かうという意味)を組み合わせたもの。「俺が子どもたちに伝えたいのは、自分で考えて、判断して、納得して生きろってことなんだよ。人生、競争じゃつまんない。人とおんなじことやるの、つまんないじゃん。自分の頭で考えて、判断すること。それが冒険なんです」   参照:https://www.driveplaza.com/trip/michinohosomichi/ver129/08.html

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